雨だれ、石を穿つ

杉田廣貴 神社奉納
杉田廣貴 神社奉納にて 2016 / ©Koki Sugita

6歳から18歳まで、

それなりに剣道をしていて、

中学時代の自分の姿をみて、

引退時に部活顧問からもらった言葉がある。

「雨だれ、石を穿つ」

Constant dripping wears away the stone.

書を始めた時、この言葉を自分の軸に置き直して歩んできた。

この言葉がなかったら、続けてこれなかった。

「どんなに弱い力でも打ち続ければ、大きな石に穴をあける。」

書を始めてから、

「ダメだ」「やめろ」「絶対にうまくいかない」

と言われようと、

「一」を打ち続けていれば、

きっと大きな穴が開く。

そう信じてきた。

だから、

上記のような言葉を聞いたときは、

「今に観てろよ」

と心の中で闘志を燃やして進む。

 
 

今でも、この気持ちは変わらない。

つい最近、続けてきたからこその変化が訪れた。

また、この言葉を思い出した。

恩師に感謝。


杉田 廣貴
杉田 廣貴
Artist , 書道家

1983年3月生、宮崎市出身。福岡・太宰府市が制作拠点。作品発表の拠点はニューヨークを始め欧米で、近年はアジアにも赴く。「和」の精神性探求をベースに、書道や芸術に昇華する現代アーティスト。神社仏閣にてお籠り制作や奉納を行なうなど、「和」の探求も欠かさない。米国リーパラトナー美術館に3作品が永久収蔵。作品はヒルトンやカルティエ他でも採用。題字、ロゴ制作を始めとしたデザイン書道や、事務所や店内装飾の作品もオーダーで制作している。

>>記事一覧をみる / オンラインストア