花鳥風月という師

自然

自分にとって、メンターとは誰か?師匠とは誰か?

問われた時に、よく頭に浮かぶのは、自然。

そこに咲く花であり、鳥の羽ばたき方だったり、月の穏やかさであったり、太陽の輝きであったり、土の温かさであったり、木々の美しさであったり。

一番大好きなのは、風。

甲乙つけちゃいけないんだろうけど、

なんだか、いつも風が好き。

風の文字の中は、龍と言われていて、龍が翔ている様を風と呼んだという言い伝えを、すごく信じていて。

風が吹くときに、龍と会話しているような感覚になる。

そんなように思うのは、自分が書で描きたいものが、自然の線だからかも知れない。

どんな先人の作品を観ても、ピンとこない時があって、川の流れや、風の動きを観ているとピンと来る時がある。

自分がずっと描こうとしているものは、そこに在る線。

無垢であり、時に極まりないほどの畏れであり。

彼らの事を見失った作品もいっぱいある。

今回のNYへ向けた制作でも、そう感じる作品がある。

一体になる事を忘れてはいけないと、気付かされる。

エージェントがいたり、企業スポンサーがついたり、プロデュースが入ったり、色んな人が自分に意見してくる事で、
久しぶりに混乱してしまい、体調を崩してしまった。

色んな人の視点があっていいと思うが、

創るのは、あくまで自分である。

何を大切にし、何を表現しようとしているのか。

ちゃんと理解していたつもりだったが、、、。

今日、風を聴きながら、思い出した。そしてパワーも出てきた。

誰がいようと、来ようと、杉田はここに在れという試練なのだろう。


杉田 廣貴
杉田 廣貴
Artist , 書道家

1983年3月生、宮崎市出身。福岡・太宰府市が制作拠点。作品発表の拠点はニューヨークを始め欧米で、近年はアジアにも赴く。「和」の精神性探求をベースに、書道や芸術に昇華する現代アーティスト。神社仏閣にてお籠り制作や奉納を行なうなど、「和」の探求も欠かさない。米国リーパラトナー美術館に3作品が永久収蔵。作品はヒルトンやカルティエ他でも採用。題字、ロゴ制作を始めとしたデザイン書道や、事務所や店内装飾の作品もオーダーで制作している。

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