大きな歴史で観ると、邪とされている物事も100年後には伝統や常識になってたりする。

和とは愛すること。

異とする物事も和えること。

邪とする物事も受け容れること。

混ぜ合わせて育む。

それがやがて伝統や日本文化という形になったんだろうなぁと思う。

思考が固まってたり、異物を排除する人が増えてきてるけど、和はもっと緩いし、曖昧でいい。

もっと楽でいいんじゃないかな。

伝統や文化という視点で見ても、

大きく歴史を知ると、邪と呼ばれたモノが、10年後、100年後、1000年後には伝統文化や常識になってる場合がある。

縦に紡いできた人たちがいるから、今の時代に伝統として残ってる。

それは素晴らしい事。

今までは縦の系譜だけで良かったから伝統を受け継ぐだけで正解だった。

でも、今はもう、

縦への系譜だけでなく、

横にも繋ぐ時代。

少子化になり、AI化する現代の日本で廃れていく可能性もある伝統文化を横(他国)に紡ぐ事が出来る。

大昔に大陸から届き、縦に長く紡がれてきた文化を横(他国)に返す事も出来る。

私達が持ち得る文化を、新しい形に変えて、社会に貢献する事だって出来る。

そうやって文化は循環してる。

文化は変わり続けてるし、

世界を巡り続けてる。

これが日本です!って各国の文化に固執する時代はもう終わってて、

同じ地球に住む者同士、

私達が持ち得る文化や技術で彼らに役に立てる事はないか?を見出し、支え合う時代を生きてる。

大きな歴史で観ると、

今の常識や確執、当たり前は大したことない。

もし、あなたが邪と思ってる事も、いつか伝統文化になってる場合もある。

その邪が、誰かを救う事だってある。

今現在、伝統となっている事も、最初は違ったはず。

開拓した誰かがいる。

奮闘した誰かがいる。

答えは一つじゃない。

過去を紡いでくのも正解。

未来を開いてくのも正解。

どう生きたいか。

どうしたいか。

ただ、それだけでいい。

師匠が言った事は全てではない。

先人が言った事が全てではない。

そこから学び、私達が生きている時代に、どう活かすか?

なんだと思っています。

楽に、生こう。

楽に。緩く。許す。

(さまざまなジャンルの方から、最近相談を受けることが増えてまして、思ってる事を書きました。)


    杉田 廣貴
    杉田 廣貴
    Artist , 書家

    1983年宮崎県生まれ。鹿児島大学で電気電子工学を学ぶ。在学中に書と出会い、「和」の探究へと導かれる。福岡を拠点に国内外で活躍。2017年にNYCでメトロポリタン・エンパイア賞を受賞。ヒルトン、ヴァンクリーフ・アーペル、米国美術館、江ノ島神社や観世音寺などへ作品を収蔵。また経営理念・ロゴ・ギフトも制作しており、yuhakuやカルティエなどの企業・店舗、映画やイベントに採用されている。

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