6/2(金)
京都、妙心寺内の退蔵院にて、
ヴァンクリーフ&アーペルのCEOや関係者の方々でパーティが開催されました。
当パーティ内にて、
杉田は大書揮毫(書道パフォーマンス)を行なってまいりました。
書き上げた作品はUKオフィスに展示
作品は、
ヴァンクリーフ&アーペルのUKオフィスに飾るため、
その場でコレクションいただきました。
モナコ公室御用達ブランドで、
世界五大ジュエラーであるヴァンクリーフ&アーペル。
そんな彼らのもとへ、杉田の作品が届いたことは名誉な事でもありますが、
何よりも、作品がメゾンの職人さんたちと出会ってくれる事が幸せです。
京都近代美術館で展覧会開催中
今年(2017年)の8/6まで京都国立近代美術館で展示会が開催されてます。
杉田も出演当日の朝に美術館へ行き、実際に観てきました。
書く文字を、
ヴァンクリーフ&アーペルのコンセプトでもある「秘密」にしてほしいという事で、
その「秘密」とは、どんな「秘密」なのか?
少しでも身体で味わい、文字にすることのほうが大切だなと思い、足を運びました。
飾られている作品たちは、美しい宝石たちだけでなく、
京都国立近代美術館がコレクションしている日本伝統の国宝、文化財たちも並べて展示されていました。
まさに、
技を極める
という展示会タイトルにふさわしい演出と作品たち。
見に来られている方々は、その輝く宝石に感動されていましたが、
杉田は、
ジュエリーとは、匠の世界
という気付きをもらえた事に感動しました。
ダイヤモンドや宝石、セレブリティできらびやかな世界のほうが圧倒的に前に出てきますが、
そのジュエリーを作る職人たちと、
私が知っている日本伝統の刀鍛冶や和紙職人の姿勢や生き方は、
ほぼ同じといってもいいものでした。
一つ一つの作品や、
作品を制作する方々のビデオを観ながら、大変感銘を受けました。
ヴァンクリーフ&アーペルのコンセプトという「秘密」
そして、彼らの作品に対する「匠の姿勢」
を心に刻みながら、夜のパーティへと向かうことができました。
京都妙心寺の退蔵院にて
写真だけでも伝わりますね。。
最高の環境での大書揮毫でした(T~T)
きれいな書体で書くことをせず、
子供のように「好き」な気持ちで書くことを意識しました。
ヴァンクリーフ&アーペルがいう「秘密」には、
誰かの「恋心」や「思い」、「愛」があり、
それを形にするために作品たちがいる。
「秘めたる想いの密度」がジュエリーという形になっているんじゃないか?
という感覚になりました。(展示会をみて)
彼らのジュエリーは「美しさ」で整った作品たちを作っていますが、
実はその心情は子供のように無邪気で相手を思う「愛」が存在する。
その心情が「秘密」なんだろう。
また、もう一つの「秘密」は、彼らの時計。
ジュエリーに時計が隠れてるとこからも、ユーモアさや無邪気さが作品から垣間見えました。
その2点を意識して制作。
今回、ゲストの方々へのお土産も担当いたしました。
お一人お一人の「名前」を「平仮名」にして制作。
「平仮名」は日本独特の文化。
「漢字」は中国にもありますが、
「平仮名」と「カタカナ」は日本にしかないので、いつも海外の方々への本格的なお土産には「平仮名」作品を提案。
書道に携わる人間にできる一つの文化貢献と思って、ご提案しています。
おかげさまで、世界各地から来たゲストの皆様に大変喜んでいただきました。
今回の御縁をくださったCAIA PROJECT様、Willingdam様に心から感謝申し上げます。
杉田廣貴