2022
現代アート
本格的な活動がスタート
昨年より、現代アートの活動がメインになりました。
今年は、
新作シリーズづくりに励み、
杉田のスタイルの模索と鍛錬を続けます。
アート作品のコレクションやオーダー、
書道作品のオーダーやデザインのご相談も承ります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
2021年までの活動報告
昨年より、現代アートでの作品アプローチを本格的に開始しました。
「杉田が現代アート?」と不思議に思う方も多いと思いますが、22歳で書を始めた時から「アートで生きていく」と決めていました。
2013年のニューヨークの初個展ではアートも発表しており、
2016年にアメリカの美術館(リーパラトナー・ミュージアム)に収蔵された作品のうち一枚はアートでした。
「火」という文字を何度も何度も書くことで、言葉が具象化されていく様を描いています。
アメリカの美術館で2017年に開催された企画展ではピカソやゴッホとともに作品が飾られています。
当時は、「もっとしっかり美術史や世界のアーティストの技法や文脈を学びたい」という思いがあり、アーティストとしてのスタートとはなりませんでした。
現代アートへ本格的に移行するキッカケとなったのは、コロナ禍でした。
2020年には、書家としての仕事がニューヨークやシンガポールに広がっていましたが、全ての仕事がストップ。
書道の仕事が無くなり、自分の表現について向き合うことに毎日を費やしました。
ようやく、そこでアーティストとしてのスタートが切れると感じ、2021年からアーティストとして本格的に活動を始めています。
探究の2020〜2021年
2020年から2021年にかけて、
杉田のアートとは?
を、改めて美術史を学び直しながら、制作を続けました。
その中で出来上がったのが、いくつかあります。
まずは、書道家としての活動の文脈から派生しているものから紹介します。
The Abstract series (アブストラクト シリーズ)
「無意識」と「エゴ」の表裏一体、異なるものがともに存在する世界を表したアブストラクト・シリーズ
アブストラクトとは、抽象芸術という意味もありますが、「観念的な」という形容詞でもあります。
今の時代に伝えたい「観念」を抽象的に描いた作品シリーズが、このアブストラクトです。
2007年から、書道の奉納やお篭りをしてきました。
10年かけて、この活動を行い、ビジョンとして見えてきた「無意識の領域」
2017年には、その「無意識」を墨を使って表現していました。
「無意識」は、書道家として奉納やお篭りをしてきてビジョンとして見えていた世界を可視化したものです。
この制作活動の先で、エゴと無意識がともに存在しあっているビジョンを見ました。
色が彩りに溢れていて、全く異なるものがともに存在する事の美しさを感じました。
アブストラクトシリーズでは、こうした異なるものがともに存在することの素晴らしさを表しています。
書道の墨をあえて使うのにも、しっかり意味があります。(その辺りを記事にすると長くなるので、いつか記します)
現代の多様な社会に対してのメッセージも含まれています。
The Presence series(存在シリーズ)
存在シリーズは、高野山でのお篭りした寺にて出会った
「姿見の井戸」
その寺で、法然和尚や親鸞和尚が修行に赴いており、宿坊では毎朝、井戸で姿見をしていたという謂れがありました。
井戸の水面に移る自分を見る姿にコンセプチュアルな世界観を感じ、
水面に移る世界を「作品」として見立てたコンセプチュアル・アートを表現することに至りました。
その流れで生まれた「存在」は、自分自身を見つめるための装置でもあり、インスタグラムなどで加工された画像を美しいと感じている現代人への警笛と許しをメッセージとして含んでいます。
存在シリーズは、太宰府で開催された「アーティバース太宰府2021」にて、8m規模のモニュメントとなりました。
上記、2つのシリーズは「コレクションしたい」というオファーにも対応しておりますので、気軽にお問合せください。
アーティスト・コレクティブQGの立ち上げ
2020年に海洋ゴミを扱ったアートの発表をしました。
実は、書家としての活動当初から「社会問題」にアートで取り組むことを構想し続けていました。
その流れで生まれたのが、上の「100年後」という作品。
この発表を機に、こうした個人だけでは表しきれないアートワーク等を表すためのコレクティブを立ち上げました。
QGについては、こちらをクリックください。
QGでは、すでに様々なアートプロジェクトやデザインワークスに取り組んでいます。
上記のように、80年代アニメの影響から生まれた「NAGIシリーズ」や、伝統工芸の博多織とモンドリアンの作品を混ぜ合わせたシリーズを発表しています。
また、今後の展開も考えて、QGの公式オンラインストアも始動。
デザインのオファーも受けており、店舗デザインやウェブデザインなども対応しつつ、ほぼ全てをアート活動費に充てています。
こちらもぜひ、皆様からのご相談を承ります。
今後の目標
杉田廣貴のアーティスト活動では、
「文化の融合と循環」
が、全ての作品に共通しています。
グローバル、多様化していく現代社会をアーティストとしてどう表現していくか?
そこを常に考えており、社会とアートの関わりが作品になっています。
世界各地の文化を融合させることで生まれる「アート」を、次の時代に繋ぐために表現と向き合っています。
日本文化で学んだことを、いかにアフリカやアジア、ヨーロッパと融合して繋ぐかが大切なテーマです。
その上で個人やコレクティブの活動を進めてまいります。
今年の目標は、「作品をひたすら作り、発表する。」です。
カッコイイ系、カワイイ系、書道系の作品制作に、コレクティブとしての活動を行います。
個展やオンラインなど、様々な舞台で作品を発表しますので、
ぜひ、応援ください。
新シリーズ紹介
KAMUI
現在、アーティスト活動のさまざまな作品とは違う、新しい方向性として「KAMUI」という動きがあります。
これまでの杉田のアートワークとは一線を画します。
杉田の作品とは大きな違いがあるため、KAMUIというアーティスト名義で展開を検討しています。
シュミレーショニズムや、ネオポップの手法に傾倒しつつ、日本の「KAWAII」文化を取り入れています。
杉田の幼少期から20歳頃までの原体験を元に、現代社会への風刺的なメッセージを込めた作品たち。
コンセプトなどは、年内にサイト、または専用のアーティストサイトを作成し、紹介します。
NFTと、リアルの展示会で展開します。
情報は、またお知らせなどで発表します。
そのほかにも、さまざまな作品を提案して参ります。ご期待ください。
コレクション・オーダーについて
書道作品、デザイン、パフォーマンス
書道家/書家としての活動では、作品のオーダーの他、商品・企業ロゴやサイトに使う文字など、様々な媒体に応じたデザイン書道、イベントでのパフォーマンス等のオファーも承っております。
下記ページをご参考ください。
アーティスト・コレクティブQGへのご相談について
アーティスト・コレクティブでは、地方創生やゴミ問題などの社会課題のほか、様々な社会問題をアートを通じて、新しい提案を行なっています。
そのほか、現在は店舗の外観デザインやロゴ、コンセプトなどをアートとデザインの力で整えたいという依頼も進行しています。
アート、デザイン等で皆様とご一緒できることを楽しみにしております。
なお、QGで制作したアートワークもコレクション(購入)いただけます。
詳しくは、QGのサイトからお問い合わせください。
杉田のアートワークについて
前述のアブストラクトシリーズや、存在シリーズの他、今後も、様々なシリーズを提案して参ります。
作品のコレクション(購入)やコラボについては、直接お問い合わせください。
なお、リノベーション等での壁画や、アートワークを扱ったロゴやデザインの使用等も随時承ります。
収益のほとんどを、次のアートワークのために使わせていただきます。
皆様のコレクションやオファーが活動の応援になります。
これまでの作品は、こちらからご覧ください。
下記のお問い合わせより、ご相談ください。
よろしくお願いいたします。